外出自粛時に読みたい京都検定3分コラム

塩原直美の「学習帖落書きコラム」(第7回:社会)

緊急事態宣言が5月末まで延長になりました。皆様、お変わりなくお元気ですか?
延長が決まったからには自宅の時間を有効活用するしかない。私は再度の延長の31日までの新たな目標を立てました。
ご存じの方もおられますが、私の自宅には「京都グッズ」が沢山あります。府内の絵馬だけでも313枚あります。他に土鈴や動物みくじ、手拭、ゆるキャラ・鉄道グッズなど、ちょっとした「京都ミニ博物館」が開設できそうです。カテゴリーに分け箱に入れてあるのですが、詳細を把握していません。そこで31日までに「京都グッズ」のリスト作成を目標にしたいと思います。作成にあたって、また、それが勉強になること間違いなし。グッズのデザインや形、そこに描かれている絵や文字には必ず「その理由や伝説」などがありますから。一つ一つに思い出や愛着もあるので、眺めたり、並べたり、感動したりと、なかなか作業が進まないことが想定されますが...(笑)。御朱印帖をお持ちの方も、是非、今一度、そこに書いていただいた縁を見直してみては?楽しく勉強できると思います。それにしても改めて、この状況に京都に救われ、京都に慰められ、京都に希望を抱けることに、心から感謝しかありません。

さて今回は「社会」の授業です。「社会」も幅広く絞るのが難しかったのですが、京都検定的に取り上げた項目は、地理(山・川・池・滝)、街道七口、街づくり&都市開発、災害(祈り・大火・天災・地震・防火防水)、景観&町並み、国立国定公園、教育&学校、福祉&人権、考古学など...です。この時期、本来なら登山、トレッキング、ハイキングに最適なシーズンですが、今年は行かれないので「滝」を紹介し、マイナスイオンを感じていただきましょう。講義で挙げた滝は、名古曽・青女・空也・音羽・平安・霊亀・修行・薬力・清明・魔王・音無・落合・鳴滝・清滝・五社之滝...。あと龍門・不動・楼門、「滝の間」などもありますね。印象深いのは「空也の滝」。清滝から愛宕山の裏参道にある月輪寺を目指し、その途中で立ち寄りました。細く、高く、姿のいい滝でした。高さ約12m、幅約1m。マイナスイオンを浴びて清々しく気持ちが良かったです。もう1つは東山トレイルのルートにもある「楼門の滝」。俊寛の鹿ケ谷山荘跡に隣接しています。山荘は勿論ありませんが、アプローチと思われる石段が残っていて、歴史ロマンに浸れました。山道を下山すると霊鑑寺の脇に出ます。霊鑑寺から山荘跡へ向かう登りルートは少々キツイですので、ご注意を。空也の滝の写真で「リフレッシュ!」。



・・・講師プロフィール:塩原直美


(画像:空也の滝)

 

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